「もうすぐ家つくんだけど、なんか食べるものある?」
「今、冷蔵庫からっぽなのよねー。冷凍庫には・・・大根の葉なら!あ、蕪の葉っぱもあるよー。」
「じゃ、それでいいや。」
・・・いいのか、それで?と心の中でツッコミを入れながら来客を待つ。
時は午前2時もまわったころ。
客人、手際よく焼き飯を作る。
具は大根の葉only。動物性のものが入っておらず、客人不服そう。ハムなんて、我が家にはないわよ。玄米がおいしいから大丈夫よ、と。
自分で作ったものに最後の方は「飽きた」といい文句を言っていたが、私からすれば普段はほとんど自分の手料理なので人の作った物をつまめるだけで、ちょっと嬉しい。
ある程度お腹を満たした後、
「飲み物なんかある?」
「今ちょうど日本酒しかないよー。あと、変質してそうな白ワイン。」
「じゃ、白ワインでも開けようか。」
とあけたワイン。実は以前にもblogに書いた、成人の記念にバイトをしていた今はなきレストランからもらったワインなのだ。何かの記念に開けよう、開けようと思いつつ我が極悪の環境で時間を重ねてしまったため、どう変質していてもおかしくないような状況のワイン。やっと日の目がみられました。
「あ、意外と大丈夫じゃん。」と飲んでいましたが、しばらくして
「やっぱり酸味がですぎているねー、もう無理だよ。」
とジャンケンで負けた方が飲むという、罰ゲーム的飲み物に変身。
記念にととっておいたものなのに扱いがこんなにひどくなるとは・・・このワインも想像していなかったでしょう。
焼き飯とワイン。
そんな食べ物にまつわる会話が夜遅くの我が家では繰り広げられている。